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PJ: 安居院 文男

HDDか、SSD?それとも、iVDR?=DISKCON2009で
2009年07月24日 06:18 JST


株式会社日立GSTの釘屋文雄 新事業推進本部長 (撮影 安居院 文男 21日) 

【PJニュース 2009年7月24日】7月の21日と22日の2日間、東京・品川のアレア品川3階で「2009・DISKCON Japan」があった。DISKCONとは、ハードディスクドライブの国際的協会である、IDEMA(International Disk Drive Equipment and Materials Association)の日本部門が主催する、ハードディスク関連の専門協議会だ。

これは展示会と国際フォーラムからなり、二日間でセッションが6つあった。最近では、HDDだけでなく、SSDに関するセッションも多い。磁気記録技術の高密度化の今後や、薄膜技術の進展といった基礎技術と製造技術。HDDのコンシューマ応用とSSDとの共存、HDDの市場動向といった市場・業界情報など、HDDに関する最新の知見が語られた。

その中で、HDDメーカーである株式会社日立GSTの事業戦略に注目した。釘屋文雄・新事業推進本部長は、次のように講演した。2009年に5億台のHDDは、年間5%の成長を続ける。その内パーソナルストレージの成長が大きく、年間20%と思われる。パーソナルとコンシューマ用をあわせた構成比率は、2008年に全体の24%で、1億3100万台である。

1956年頃(ごろ)から始まった第一世代は24インチや、14インチの大型HDDがメインフレームに使われた。第二世代はミニコン用に8インチや5.25インチが使われた。第三世代は1981年頃からPCに3.5インチ、2.5インチが使われた。今は、第四世代とも言うべき世代で、DVDやHDDレコーダ、MP3、ビデオカメラ、最近では、テレビの録画用に使われてきた。これが、コンシューマ世代。

コンシューマ用機器は、カーナビ、デジタルオーディオ機器、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ゲーム機器などだ。必要な容量は、MP3の1時間で58M程度、高精細デジタル写真100枚で400M、2時間高精細ムービーでは、2Gと、どんどん増えている。

また、釘屋氏は、日本発のリムーバブルHDDの国際標準規格である、iVDR(Information Versatile Device for Removable usage)について、次のように話した。HDDはインターフェースが標準化され、コンパクトな大きさになり、容量が増える方向に進んできた。それをリムーバブルにするニーズがあり、リムーバブルの標準化と、コンテンツの保護と言う観点で、iVDRを使ったテレビや、マルチプレーヤーが発売されるようになってきた。

今後、家の中がDLNA等でネットワークされると、iVDRを使った次世代のホームサーバー機器が出てくる。また、家と、オフィス、街の商店、公共社会を無線モバイルでつなぐ社会になる。そのために、HDDは、いつでも、どこでも、誰でも、何でもという、ユビキタスコンシューマエレクトロニクス機器のキーパーツとなってゆくだろう。釘屋氏はHDDの果たすべき役割を、以上のように、講演した。

SSDが台頭しつつあるが、64G以下の世界ではHDDの置き換え、保管にSSDの利用が進んでいる。しかしコスト面、容量を含めてデータストレージとしてのHDDは、今後も重要な地位を占め続けると思われる。【了】

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PJ 記者