PJ: 安居院 文男
食糧難で死にそう
2009年05月30日 08:07 JST

食べ物がないよーと言っています。 (撮影 安居院 文男 29日目黒区) 
どんなに腹が減っていても、食べられるものが決まっていて、その食べ物をどんどん食べ尽くして、周りを探しても無くなったら、どうするのだろう。わが家の2階のベランダには、食べ終わったグレープフルーツの種を捨てておいたところから芽が出て、いつの間にか1メートルを超えた大きさのグレープフルーツの木が鉢植えになっている。
実がなるわけでもなく、きれいなわけでもないが、毎年、初夏にはアゲハチョウが来て、卵を産んでゆく。数が少ないときもあるし、多いときもある。多くても、近くの電柱に住むスズメが子育ての途中で幼虫を食べたり、アシナガバチが来て肉団子にして持って行ったり、適当な数に間引かれて、何とか成虫になる。
今年はどうしたわけか、数が減らないまま大きくなって、とうとう葉っぱをほとんど食い尽くし、葉の茎だけになったところに、大きくなった緑の幼虫が止まっている。これだけ見通しが良くなると、鳥などに食われそうなものだが、今年はそんなこともない。かわいそうなので、近所の山椒(さんしょう)の枝を失敬して、グレープフルーツの枝に乗せた。幸いというか、この2日ぐらいは雨が降っているので、山椒の葉っぱも枯れずにいる。
全部で7匹いて、内1匹はさなぎになっている。後数日で残りの6匹もさなぎになりそうだが、それまで食糧難の幼虫たちに、彼らが食べられる葉っぱを、どこかから持ってきてやらなければならない。晴れてくれば、すぐに枯れてしまうから、飼育箱に入れて葉っぱに水を補給しながら、持たせなければならないだろう。さて、どこからいただくことにしようか。食糧が無くなれば何でも死んでしまう。【了】
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