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PJ: 安居院 文男

燃やさないゴミは74%減=目黒区・全体でも4%減
2009年05月19日 10:10 JST


 

ゴミは人が生きる限りつきあうものだが、自治体によって集め方や処理の方法が違う。引っ越したりすると、同じゴミでも焼却ゴミになったり、埋め立てるゴミになったり、資源になったりする。分別の基準が変わるので、例えば、よく使われる、発泡スチロールの緩衝材は、リサイクルマークがついていても、不燃ゴミとして、埋め立てられたり、リサイクルされたり、燃やされたりと、東京でも、区によって扱いが変わる。

 PJはこの2年間、目黒区の通称ゴミ委員会(廃棄物減量等推進審議会)の委員として、2007年10月からの分別収集方法の変更に対して、意見を言ったり、推移を見てきたりした。18日、目黒区役所内の審議会の席上、分別区分変更前と後の、ゴミ収集量半年間の変化が発表された。2007年10月から2008年3月の半年と、2008年10月から2009年3月の半年間だ。

 全体量は、前が3万8999トンに対して、3万7341トンと、1658トン減った。中身は、燃やすゴミ2万3069トンから、2万4616トンと6.7%増。燃やさないゴミは6228トンから1466トンと激減。古紙が7759トンから7512トンとほぼ横ばい。びんが1174トンから1431トンと22%増。缶が312トンから432トンと38%増。ペットボトルが181トンから439トンと142%増。プラスチック製容器包装が276トンから1445トンと424%増となっている。

 増えたのは、燃やすごみと、びん、缶、ペットボトル、プラスチック製容器包装。減ったのは、燃やさないゴミと、古紙だ。つまり、プラスチックの燃やすゴミが増えたり、プラスチック製容器包装として回収されて、資源化した。増えたゴミは熱として回収され、発電などの役に立った。それで、燃やさないごみが極端に減って、埋め立て処分場の延命に貢献したのだろう。実数は、燃やすごみで1547トン、プラスチック製容器包装で1169トン増え、あわせて2716トン増。燃やさないゴミは4762トン減ったので、計算としては、約2000トンが全体として減ったことになる。

 なぜ全体が減ったのかはよくわからないが、生ゴミなどを出すときにも、ごみにたいする意識が高くなって、気をつけたのかもしれない。びん、缶、ペットボトルあわせて、約600トンが増えたにもかかわらず全体として、ゴミの量は1658トンが減っている。ゴミ出しに注意して、なるべく出さないように工夫したり、肥料にしたり、生ゴミ処理機や、ディスポーザーにかけたりしたのかもしれない。

 まだまだ工夫の余地はあるが、何しろゴミの処理方法は区によっても違うし、各自治体によって全くと言っていいほど違う。審議会長の安井至氏は、「日本の細かい分別処理方法は、世界的に見ると普通とはとてもいえないほど、きめが細かい」のだそうだ。蛍光灯に含まれる水銀の量も、40分の1に減っている。年間1億本処理されたとしても、一本に10mg程度しか入っていないので、全体で1トン程度だ。これが埋め立てられたり、海に流れたりして、自然の中の水銀量と比べて、どの程度の影響があるか、これを処理するためにいくらかけられるのかと言った考えもある。ただ、これが集中すると問題も出そうだが。

 いずれにしても、目黒区だけでいろいろやっていても限界があるので、目黒区議は、あらゆる場をとらえて、目黒区の水準を高めると同時に、周りの自治体や、都、国に訴えてゆくべきと言う結論。【了】

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