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PJ: 安居院 文男

SSDがすべてのノートPCにつく日=ESEC2009開く
2009年05月15日 08:00 JST


分解したSSD (撮影 安居院 文男 13日 東京ビッグサイト) 

13日(水)から15日(金)まで3日間、東京ビッグサイトで第12回組み込みシステム開発技術展(ESEC2009)が開かれている。出展社数は550社。同時に、第18回ソフトウェア開発環境展、データストレージEXPO、第3回ダイレクトマーケティングEXPO、第14回データウェアハウス&CRM EXPOなど計9つが、東1〜6ホール、西1〜4ホールを使って大がかりに展示された。

 ESEC(イーセック)は、ボードコンピュータや、組み込み部品、組み込み用の産業機器を扱う展示会だが、コンシューマが見ても、十分に興味がわく。中でも、パソコンがらみで最近人気のある、SSD関係の展示が目についた。SSDとは、秋葉原や、PC雑誌で人気が出ているSolid State Diskの略称だ。OSからはハードディスク=HDDと同じように見えるが、特に、ランダムリードが早く、省電力になったり、回転部分がないので、寿命も長いと言われる。

 まだ、一般化して時間が経っていないので、価格は高いし、キャッシュメモリを積んでいないものでは、プチフリーズと呼ばれる、ちょっとした待ち時間が出たりする。大容量のメモリが高いので、秋葉の店頭でも、大容量のものは品薄だし、パソコン量販店では品揃えも悪い。しかし、プチフリーズが改善されたり、価格も下がりつつある。ESEC会場では、メモリメーカーや、商社が
SSDを展示していた。

 SSDは、NANDメモリに書き込むが、書き込み方をコントロールしているコントローラが大切だ。メモリそのものは、そんなに差がないが、コントローラの善しあしが全体のスピードを決めるのだと、国産で唯一のコントローラを開発しているという、TDKブースの人が話してくれた。「それでは、世界にどのぐらいのコントローラメーカーがあるんですかね。」と聞くと、「主に台湾とアメリカですが、10社ぐらいはあるでしょうか。」と答えてくれた。

 JDS社の北島技術本部長は、展示してあった、台湾製などのSSDを見せてくれた。JDSは商社と言うことだが、「SSDは、コントローラの下に、フラッシュメモリがたくさんついているものです。」と言いながら、展示してあるSSDの一つを手に取り、分解し始めた。ケースを両側から、最中の皮をはがすように二つに割った。中には、プリント基板に、コントロール用のICが一つあり、その下にメモリを乗せる、ナンバーを打ったブロックが両側に16個ほどあった。「このブロックに何枚メモリを乗せるかで、容量の大きさが決まるわけです。」と、分解したSSDを手にして見せてくれた。

 結局、SSDは、コントロールICとメモリをプリント基板に乗せ、2.5インチHDDと同じ大きさのケースに入れて、インターフェイスをSATA2のようなHDDと同じコネクタ、インターフェイスにして、使いやすくした、まさに、組み込み部品なのだった。「2年したら500Gが5万円ぐらいで買ええないですかね。」と聞くと、「うーん、たぶんそれは可能でしょう。」と言った。「最近LetsNoteのHDD容量128Gがほとんど無くなったので、256GのSSDに換装したんですよ。SSDが秋葉で83000円したので、まだHDDは生きると思いますが、そのうち、ノートPCは、みんなSSDになるでしょうね」とPJが言うと、「そうなるでしょうね」と、北島本部長が答えた。【了】

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