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PJ: 安居院 文男

リオデジャネイロは、どうか=オリンピック招致
2009年04月19日 05:02 JST


オリンピック招致のパンフレット(18日、撮影:安居院文男) 

2016年東京オリンピック招致のカギを握る国際オリンピック委員会(IOC)の調査委員が日本に来ている。どこでどういう調査をするかわからないが、16年の立候補として選ばれた都市は、マドリード、シカゴ、リオデジャネイロ、東京となっている。その中で東京は、08年6月に最も高い評価だった。09年10月に開かれるIOCの総会で開催都市が決まる。

1964年の東京オリンピックから約半世紀ぶりということになる。「日本でオリンピック・パラリンピックを!」というパンフレットが地下鉄のホームにあった。パンフレットは、オリンピックの効果として、1)人を育てるとして、スポーツで子供たちに夢と希望を与える、2)緑を守るとして、環境への先駆的に取り組み、地球環境の大切さを世界に発信する、3)都市を躍動させるとして、世界の人と交流して、人、街が活力に満ちる──の3つの思想を中心にしているようだ。

会場は、晴海のオリンピックスタジアムを中心とした8キロメートル圏内に、コンパクトにまとめるということだ。費用としては運営費は民間資金でまかなう。競技施設費は、恒久施設に2400億円、仮設施設に843億円。招致活動経費が150億円。合計約3400億円は、国、都の財源。全国で経済波及効果は2兆8000億円と見積もっている。

新聞などによると、東京は評価は高いが、問題は都民の関心が低いことだという。ロンドンオリンピックは、パリとロンドンが争ってロンドンに決まったら、パリ市民が喜んだそうだ。いろいろ理由はあるだろうが、パリとしてはオリンピックが来たらお金がかかって大変だとか、騒がしいのは嫌だという意見が多かったという話だ。都民の関心が他と比べて薄いとすれば、東京都民が大人だからかもしれない。

どんな効果があるとしても、現代はスポーツでもニュースでも瞬時に伝わるし、ハイビジョンで見れば、臨場感もある。お祭りだから終わってひと月もすれば、普通の人はオリンピックのことなど忘れてしまうだろう。大都会東京で、いまさら世界中から人を呼んでスポーツのお祭りをしても、どうということはないような気がする。個人的には、ブラジルのリオデジャネイロはどうか。東京にオリンピックを持ってこなければ、人を育てられないわけでもないし、環境だって、オリンピックに関係なくどんどん進められるはずだ。世界の人との交流については、今や、どこに行っても外国の人はたくさんいる。

世界平和のためなら、いまさらだが、広島オリンピックというのが一番ふさわしいかもしれない。おりしもオバマ大統領が核軍縮に本気のようではないか。【了】

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