SakuraFinancialNews

PJ: 安居院 文男

花見の後の目黒川=乳白色に濁っていたのはなぜ?
2009年04月13日 05:07 JST


ふれあい橋下流の乳白色の川面に浮かぶ黒い固まり(12日、東京・目黒区、撮影:安居院文男) 

12日、花見でにぎわった目黒川も、花はほとんど散った。20度を超えた晴れの日曜日で、名残の花を惜しむのか、川沿いでは、まだ宴会をしている人たちがいた。中目黒近くから五反田まで、午後2時半ごろ自転車で川沿いを走った。ちょうど中間ぐらいに、ふれあい橋があり、そのあたりから下流の川面を眺めたとき、あることに気がついた。

 川からどぶ川特有のにおいがして、川の水は乳白色に濁っていたのだ。前にもこういう様子を見たことある。何年か前の6月ごろ、上流の中目黒駅のそば、船入場のあたりから下流に、乳白色に濁った水が流れていた。それは、桜の花びらを流していた川と同じとは思えなかった。区議に聞いた。「流域に汚水を垂れ流す工場があるのではないでしょうか」、「今はそんなものはありませんよ」と答えた。

 そのときと同じなので、川面を眺めながら川沿いを下った。途中で、乳白色の水の上に、黒い汚れのような固まりが所々に浮かんでいる。川の流れは、下流から上流に流れている。上げ潮なのだろう。下流の目黒新橋あたりまでくると、乳白色が消えて、普通の都市河川の色になっていた。結局、上げ潮に乗って汚れた水が悪臭と一緒に、下流からあがってきたようだ。

 上流からは、浄水場からきれいな水が流しているが、流量が少ないので、河口からの上げ潮の力には勝てない。花見の季節には、上流からの水量が増え、川はきれいだが、今ごろになると、川が特に汚れたように見える。河口近くの都市河川は、上流から水を流すだけではきれいにならないことがわかった。河口に汚れがたまらないようにしないとだめなのだろう。

 岸辺のアシや、河口に生えた植物が川を浄化すると聞いたことがある。都市河川はそのようなものを持たない。桜の季節になると、上流から浄水を買って流し、人は花を愛でるが、その先も考えなければならないのだ。八重桜が咲き始めた、五反田近くの谷山(ややま)橋から下流は、普通の色に戻っていた。【了】

■関連情報
FXトレーディングシステムズはパブリック・ジャーナリズムの発展とPJ(市民記者)の活動を応援します。
キャッシュバックキャンペーン実施中
PJニュース.net
PJ募集中!
ぶんぶんのブログ



関連記事:
タグ:
pagetop

PJ 記者