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PJ: 安居院 文男

安いメモリーカードでも速かった=SDHCカード私的比較
2009年04月05日 07:41 JST


テストしたSDカードやUSBメモリー(5日、撮影:安居院文男) 

パソコンやデジカメに使うUSBメモリやSDカードが安くなってきた。かねがね疑問に思っていることがある。値段とスピードの関係だ。SDカードは2GBまでがSDカードで、それ以上はSDHCカードになる。SDHCカードはスピードの規格が決まっていて3種類ある。

 SDメモリーカードの転送速度は、測定条件などが規格で定められていないが、SDHCメモリーカードに書いてあるスピードクラス(Class 2・4・6)は、測定条件や保証速度が規格で定められている。速度の基準となる「1倍速」はコンパクトディスクの転送速度である150KB/secが基準。

 倍速表記と転送速度(MB/s)の関係は、次のようだ。60倍速は9MB/sec、70倍速10.65MB/sec、80倍速12MB/sec、133倍速20MB/sec、150倍速22.5MB/secとなる。これとスピードクラスを比べると、Class 2のカードは2MB/s以上、Class 4は4MB/s以上、Class 6は6MB/s以上となる。いくら早くてもいいのだが、意外に早くない気がする。スピードと価格がどんな関係になるのか、実際に買ってテストしてみた。

 テスト方法は、689MBの動画データを何秒で読み込めるかだ。PCはインテルのCPU「Core 2 Quad」(約3GHz)を積んだもので、容量16GBのSDHCカードに読み込んでみた。念のため3回の平均値をとってみたが、ほとんど変わらなかった。価格は店頭で買った価格で、1)PQI:2890円、2)SiliconPower:2990円、3)Transcend:3990円だった。全部Class 6だ。結果は、1)が56秒で約12MB/s、2)が58秒で約11.8MB/s、3)が10.2MB/sとなった。値段とは逆だが、すべてClass 6の基準である6MB/sはクリアしていた。比較として、KingMaxの16GB(Class 4)をテストした。価格は2599円。同条件で70秒となった。これも9.8MB/sなので、転送速度の結果だけを見ると、Class 4はもちろん、Class 6の基準にも達している。

 ついでに、同じ条件で今使っているUSBメモリを測ってみた。その結果、USB2.0対応の3機種で、122秒、72秒、35秒となり、それぞれ5.6MB/s、9.6MB/s、19.6MB/sとなった。19.6MB/sのものは、ちょっと前のものだが8GBで1万円近くした。これから言えるのは、USBメモリは価格が高いもののほうが速そうだが、SDHCカードは規格より実力がだいぶ早くなっていて、値段の差ほどスピードの差はないと言うより、値段の安いものがスピードが速いという結果になった。

 今年中には64GB以上の大容量に対応したSDXCカードが出るらしい。また、ファイルシステムをexFATとすることで、最大で2TB(2048GB)、データ転送速度は300MB/sになるということだ。そうなると、今回テストで使った約690MBのファイルは、2秒で読んでしまう。

 なお、このテストはあくまでスピードと価格の比較を目的として、自分の環境で行っただけなので、寿命の問題はわからないし、環境が変わればスピードも違うかもしれない。有名な国産のカードや海外のメーカー品は、値段が高くて買えなかったことも申し添える。機会があればやってみたい。【了】

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