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PJ: 安居院 文男

プラスチック製品の資源回収が大幅増=目黒区3カ月の様子
2009年04月04日 10:44 JST


目黒区廃棄物減量等推進審議会(東京・目黒区、撮影:安居院文男) 

東京・目黒区で廃プラスチック資源化の実施から3カ月経った状況を、同区ゴミ減量課(4月1日から清掃リサイクル課)が3月27日に発表した。同区では2008年10月から区全域で廃プラスチックの資源化のために分別収集の方法を変えた。07年と08年を比べると、07年10月から12月までの3カ月の回収量と、08年の同期間の回収量は、総量で2万307トンから1万9464トンと4%減った。

 燃やすゴミは、1万1941トンから1万2764トンと約7%増え、燃やさないゴミ(埋め立て)は、3219トンから779トンに約76%激減した。分別後に燃やすプラスチックが増えたのが一因。資源5品目といわれる、ペットボトルとプラスチック製容器包装、びん、缶、古紙などだろうか。

 ペットボトルは99トンから217トンに、プラスチック製容器包装は138トンから735トンに増えた。プラスチック系の回収率が大幅に増えたのはいい効果だ。その他、びんが628トンから725トンへ、缶は167トンから231トンに増えた。回収方式が変わり、方法をしっかりPRしたことで、意欲が高まった結果だろう。古紙は4113トンから4010トンに3%ほど減っているが、暫定値ということだ。

 もともと、埋め立てできる場所が少なくなっているので、その延命のためということだったので、燃やすという方法ではあるが、埋め立てるゴミが減ったのはいいことだろう。回収できるプラスチックが増えたのも、いいことだ。ただ、燃やす量が増えたことで、焼却炉の近くに住んでいる人の不安があることは心しなければいけないだろう。

 目黒区は23区の中でも、しっかり分別し、事業としてもうまくいっているようだが、ゴミは自区内処理ではない。中野区や新宿区など焼却工場を持たない区もあれば、港区のように、プラマークがなくてもハンガーなどのプラスチック製品を回収し、回収に前年度の4倍の6億2000万円もかけている。23区の中で12区はプラスチックを資源として回収しているが、他の区は燃やしている。

 各区でばらばらのやり方では、例えば、目黒区と品川区はプラスチックを回収リサイクルし、大田区と世田谷区では燃やしている。今後は、全体としてどうするのかを考えなければならないのだが、国や、都に働きかけるにしても、清掃事業の主体が複雑に絡んでいるので、意見をどこに言うのかわからなくなるという。そうこうしているうちに、分別の意識が薄れてくるなど、ゴミ問題は、時間がかかるものと覚悟すべきだ。PJは目黒区のゴミ委員となっているが、この問題は奥が深い。【了】

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