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PJ: 今藤 泰資

「韓流ブーム」から「韓方ブーム」?2010国際韓方バイオエキスポの主催者、忠清北道・堤川市の市長に単独インタビュー!(上)
2009年12月04日 09:19 JST


厳泰永(オム・テヨン)市長は2004年に結成された韓国青年市長・郡守・区庁会の初代会長。パワーにあふれ、抱擁力のあるこの首長さん、なんと自治体主催のエキスポを開催するという。市庁舎2階の応接室は、エクスポの大イラストで埋め尽くされていた。(11月27日、韓国忠清北道・堤川市役所にて撮影:今藤泰資) 

【PJニュース 2009年12月4日】韓国を訪れる日本人観光客が常に驚くのが、多彩な食習慣と豊富な食材だ。ソウル市内の東大門や南大門市場で買い物をする人々は、露店の明かりに浮かぶホットな食事を楽しむことができるし、「ソウルの原宿」と人気の高い仁寺洞(インサドン)の喫茶店では、カリンやハトムギ、ケーピ(ニッケイ)やサザンなどの韓国茶でのどをうるおすことができる。繁華街の明洞(ミョンドン)には、「粥郷(チュクピン)」というお粥(かゆ)の専門店があって、アワビやエビ、アズキや黒ゴマなどのメニューが提供されている。

円高・ウオン安が追い風になって、「韓流人気」は一向に衰えそうにないが、同時に日本の女性観光客のお目当ては美肌美人の多い韓国での化粧品の買い求めツアー。ソウル中心部のロッテ百貨店の免税店に押し寄せる人を尻目に、このところひそかなブームになりつつあるのが「韓方ツアー」だ。

朝鮮ニンジンに代表される漢方を当地では「韓方(カンプン)」と称し、ソウルの薬令市場(ヤンリャン・シジャン)を物色する観光客が増えたという。この市場の片隅では、秋になるとマツタケが販売され、日本国内の三分の一程度で求められ、航空機で持ち帰るよう包装してくれるというから、旅行代理店がそろそろ「韓方」ツアーを開発するに相違ない。

韓国おなじみの焼肉のタレは、コチュジャンやテンジャン(韓国味噌)、醤油のほか、唐辛子、ゴマ油、胡麻、砂糖、ニンニク、ショウガなどのほか、ナシ、ナツメなど果物で作られている。これを薬念(ヤンニョム)と呼び、キムチ、チゲ、ナムルなどにも使用されている。これらの植物由来の調味料こそいわゆる「薬食同源(医薬同源)」ということになる。

韓方美容の分野では、個々の体質に合わせたクコ、カンゾウ、ヨモギなどの薬草に果実や穀物、海産物を天然の「韓方材」とし、美容効果を得るという。mまた、韓国事情をよく知る人なら、この国には「ハゲとデブの男」が少ないことに気がつくだろう。美肌美人もスマートな韓流スターも、その根源は「韓方」にあると韓国人は自慢し、新型ウイルスさえ「吹き飛ばす」と威勢がいい。

その「韓方」ブームをテーマにした「2010・国際韓方バイオエキスポ」を開催しようと意気込む自治体がある。韓国中部の都市、忠清北道にある人口わずか15万人の堤川(チェチョン)市である。11月末の1日、ソウル滞在の予定の一部を変更し、高速バスで2時間の距離にある堤川市を訪問した。

韓国在住の友人根本真嗣氏(31、忠北大学社会科学研究所・専任研究教授)の案内と通訳によって、明るく元気な厳泰永(オム・テヨン)市長に開催の意義などを聞くことができた。忠北大学の先輩に当たるオム市長と根本氏はかねてよりじっこんの間柄。時流に乗った博覧会を企画した市長は午後のひととき、快く取材に応じてくださった。【つづく】

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PJ 記者