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PJ: 山本 ケイ

記者クラブと記者会見に挑む博多の記者魂
2009年12月11日 07:29 JST


データマックス本社(撮影:山本ケイ、12月10日) 

【PJニュース 2009年12月11日】鳩山新政権下で一部閣僚が記者会見をオープン化したため、記者会見を仕切ってきた記者クラブの存在について主に雑誌やインターネット上で批判が続いている。こうした影響が地方にも波及してきた。九州の政治、企業・経済情報のニュースサイト「Net-IB 九州企業特報」を運営している株式会社データマックス(福岡市)は福岡県での記者会見に参加を求めてきたが拒否されたのを機に、記者クラブや記者会見の問題点について追及している。

10日に同社を訪ねて事情を取材した。発端は昨年4月だった。すでに福岡市役所での記者会見に参加してきた同社が福岡県知事会見への出席を「福岡県政記者会」に申し込んだところ拒絶された。その理由について文書で同記者会に申し入れたところ「加盟社の賛成が得られなかった」との回答があった。申し入れした同社の政治・行政担当の中願寺純隆記者は「議決そのものに疑問を持っています。強硬に反対している記者クラブ加盟社があって、そこが反対しているので拒否されたのではないかという疑いを持っています」と憤っている。

「何回も文書でやりとりしましたが、それ以上続けても無駄だと思いましたし、記者会見に出ても質問できない可能性があるため、会見に出る必要性を感じなくなって交渉は止めました」と中願寺記者。だが同社の追及はやまなかった。今度は鳩山首相の会見が完全オープン化しなかったことについて批判する記事をサイトにアップした。

記事によると同社は首相会見に出席しようと今年10月に総理官邸に行き、首相会見参加の申し入れを行おうとしたが、申し入れの要望書さえ受け取り拒否されたという。「あらためて電話で申し入れたところ、官邸報道室は会見について決定権がないので記者クラブの幹事社に聞いてくれというのです。しかし会見のオープン化は民主党の公約だし、記者クラブの権限が公約より重いとは信じられません。これは重大な『公約違反』ですよ」(同)。

同社はNet-IBを九州に特化したサイトから全国的なニュースや調査報道を盛り込んだサイトにリニューアルすることを計画している。首相会見への参加申し込みはその一環だが、福岡県に続いて中央でも記者クラブの壁に阻まれ、今後も記者クラブや記者会見の問題について追及を続ける姿勢を同社は示している。【了】

■関連情報
Net-IB 九州企業特報

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