PJ: 穂高 健一
見えない世界のみつめ方(3)=東京
2012年01月06日 09:41 JST
1820年まで、南極大陸は発見されなかった。地図上の扱いは歪なものだった。現代では、海洋資源の利権、南極のオゾンホールなどの環境問題などから、南極からみた新たな世界地図が必要になった。(撮影:穂高健一、12月12日、東京都美術館) 
【PJニュース 2012年1月6日】東京・恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館では、『見えない世界のみつめ方』が開催されている。1月29日(日)まで。
第3章は「見えない世界の見つめ方」。
南極大陸に立った時、世界地図はどのように見えるのだろうか。教科書や地球儀に描かれた世界地図からでは理解できない。
鳴川肇さん(1971年生まれ)は「オーサグラフ」という手法で「世界地図」を考案した。どの国、どの場所からでも、陸や海のサイズを正確に長方形で描ける、世界地図である。南極大陸に立てば、そこが中心の世界地図で、同大陸がインド洋、太平洋、大西洋に面していることがわかる。
オーサグラフで、世界史と世界地図が50年単位で68枚つなぎ合わせている。紀元前1300年から現在(2070年)までの2300年間の出来事が一望できる。「モンゴル帝国は大きいけれど一度(50年単位)しか現れない」「ローマ帝国の領土はそこまで大きくないが、何度も(50年単位)で現れる。つまり、長続きした帝国」と一目瞭然でわかるのだ。
小坂淳さん(1966年生まれ)の「宇宙図」は、科学をキャラクター化した仮想世界である。「宇宙はどのように生まれたのか」「人間の材料はどこから来るのか?」という命題に迫っている。
建築家の市川創太さん(1972年生まれ)たちグループは、「超眼(スーパーアイ)」から独自空間の建築物を模索している。
これら3人の展示品は、「発想の転換」、「固定観念を捨る」から、人間の肉眼では見えない世界を知ろうとする、斬新な作品である。
このコーナーは、建築や天文に興味がある人は十二分に楽しめるだろう。【了】
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記者HP:穂高健一ワールド
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