PJ: 穂高 健一
見えない世界のみつめ方(2)=東京
2012年01月06日 09:40 JST
肉眼ですら見えなかった、小さな星を拡大する望遠鏡の発見が天動説から地動説へ、さらに地球公転の証拠の発見へとつづいた。宗教観すら変えてしまった。(撮影:穂高健一、12月12日、東京都写真美術館) 
【PJニュース 2012年1月6日】東京・恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館では、『見えない世界のみつめ方』が開催されている。1月29日(日)まで。
第2章は「世界像のパラダイムシフト」。
パラダイムシフトとは、これまでの定説を覆して、新たな定説を作ることである。
紀元前のアリストテレスは宇宙全体を体系的に説明した。その天動説が長く支配的だった。1490年には「地球を中心とした惑星や12星座の配列図」が世に出ている。科学者たちはこれを根拠に天体観測をしていた。1543年にはコペルニクスが地動説を唱えた。
ルネッサンス時代に入ると、望遠鏡が発明された。17世紀初めのガリレオが作った望遠鏡は倍率が低かった。その後、多くの人の改良で、性能が急上昇した。約50年後には、土星の環が確認されている。
17世紀後半になると、ニュートンが万有引力を発見したことから、天文学者の間では、地動説は疑いのないものになった。
18世紀に入ると、イギリスのブラッドレーによって、地球公転が確かめられた。19世紀には、ドイツのベッセルによって地球公転の直接証拠となる、年周視差が検出された。
同展では、これらの書籍の挿絵、図解、表などがパネルで紹介されている。実物展示品としては、開発初期の頃と思われる望遠鏡、顕微鏡、真鍮製ソーラー・マイクロスコープなど、貴重なレンズ製品が並ぶ。【つづく】
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記者HP:穂高健一ワールド
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