PJ: 穂高 健一
なんで野菜が異状に高いの、農家もなげく=大野山・神奈川県(下)
2010年04月29日 09:43 JST
大野山山頂は美観だが、強風だった。トン汁を作る。具(ぐ)の野菜の高騰が、昼食の話題になる。便乗値上げが横行している、と批判していた。(撮影:穂高健一、4月26日、神奈川県) 
【PJニュース 2010年4月27日】(上)からのつづき。神奈川県・丹沢山塊の大野山(723メートル)のハイキングの途中で、畑仕事の農家の女性から、動物による被害が聞かされた。
最近の野菜価格は、春の異常低温と日照不足で、極度に高騰している。農家の立場から意見を求めてみた。「スーパーマーケットでは、キャベツは売られている。それなのに400円、450円もするなんて異常。皆無に近いなら、その値段ですよ。異常低温で収穫量が減ったにしても、店頭にキャベツがあるんだから、200円ていどだと思う」と話す。キャベツ農家の出荷価格は上がらずして、流通段階で値段をつり上げているのだろう。
同クラブの田原章吾さんはスーパーマーケットの都内店舗に勤務する。「野菜の高騰で、消費者は買い控えしているから、青果部門の売上高はさして取れていない。消費者は利口だから、自己防衛している」と話す。現在、一番売れるが、価格が安定しているモヤシだとおしえてくれた。
木村さん(40代主婦・我孫子)は「毎日チラシを丹念に見て、日替わり、特売の安価な野菜を選んで買い求めています。スーパーが開店する前に並ぶこともあります。それに見合った料理に決めています」と話す。
稜線に出ると、牧場が広がる。乳牛があちらこちらで巨体を休めている光景があった。25頭ほどつながれた牛舎の横を通り抜けると、大野山の山頂だ。
360度の広域のすばらしい展望だった。何度みても、雄大な富士山には感動させられる。相模湾、丹沢山塊の山々、山間を突き抜ける高速道路、さらには丹沢湖の橋が眼下に見える。全方位板で山岳名を確認するのも楽しい。ただ、強風で、汗のかいたからだの体温が奪われて、全員がヤッケを着込んだ。
同メンバーにはスーパーマーケット勤務者が多いので、昼食時も野菜高騰で、ネギが一本100円もする、便乗値上げだと批判していた。
下山はJR山北駅へのルート。長い階段があり、勾配はきつい。登りルートとなると、こちらは難儀しそうだ。御殿場線は1時間に2本ていど。時間を確認した上で、駅のすぐ南側にある「さくらの湯」(400円)で汗を流すのも良いだろう。大野山ハイキングでは、富士の景観と、野菜の暴騰の話題が多かった。【了】
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記者HP:穂高健一ワールド
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