PJ: 穂高 健一
春の名所、30万本の菜の花が咲く=東京・浜離宮
2010年03月13日 10:58 JST
約30万本の菜の花畑が満開。陽光で、黄色く輝く。春の花を楽しめる名所(撮影:滝アヤ、3月12日、東京・港区) 
【PJニュース 2010年3月13日】3月に入ってから、東京も春の雪が降った。翌日は一変して、暖かい陽射しがそそぐ。三寒四温をくり返す。各地では梅の花が満開だ。ソメイヨシノなど桜のつぼみは大きくなり、次の出番を待つ。下旬になれば、うす紅色の爛漫(らんまん)と桜となるだろう。
12日、春の花を求めて、東京・新橋駅から徒歩約10分の浜離宮恩賜庭園を訪ねてみた。かつて将軍家の庭園だったところで、現在は特別名所と特別史跡という二重指定の名園である。
東京湾の海水を引き入れる「潮入の池」は、実に広大である。風流な中ノ島の御茶屋から、池面をのぞき見れば、月並みな錦鯉など一匹もいない。ボラやハゼなどが海中の藻をくぐり泳いでいる。
同園の一角には、その数30万本といわれる、大規模な菜の花畑が満開だ。春の陽光で黄色く輝く花畑の小道を歩く。花々が潮風にゆれ、甘い香りが漂う。まさに別世界に身をおいた心境になれた。
派手な宣伝がない同園だけに、菜の花を目あてにした人出は少ない。むしろ、外国人が目立つ。それだけに静かな散策ができる。
小道ではごく自然に汐留の高層ビル群が目に飛び込んでくる。それら屹立するビルも、春の陽を浴びて輝く。広大な菜の花畑と、ビル群とがうまく調和した情景だ。
はじめて同園にきた人が、「東京のど真ん中に、こんなも、静かで広大な菜の花畑があったとは、おどろきです」語り、ケイタイ・カメラのシャツターを切っていた。
同園の見どころとして、徳川六代将軍の家宣お手植えの松「三百年の松」がある。樹高10メートル、枝張り17.7メートルで実に見事だ。見逃せない。他にも、全国でも5ヶ所という、鴨場が残っている。めずらしい垣根にも目を向けてみると、「光悦寺垣根」「金閣寺垣根」「南禅寺垣根」など古風なものが多種ある。
「新樋の口山」からレインボーブリッジ、臨海副都心が一望できる。このさき隅田川に架かる14の橋を楽める浅草、両国行きの水上バスの発着場がある。東京湾ならば、お台場海浜公園行きが出ている。
同園関係者によれば、桜は今月下旬でしょう、と話す。菜の花に続いて、名園の桜がいまからたのしみだ。【了】
■関連情報
浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)
記者HP:穂高健一ワールド
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