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PJ: 穂高 健一

受験生はベストを尽くした後は、絵馬で神頼み=東京・湯島天満宮
2010年02月04日 07:19 JST


2月は受験ピークだけに、中学・高校の学生たちが途切れることなく、合格祈願でにぎわっていた(撮影:滝アヤ、2月2日、東京・湯島) 

【PJニュース 2010年2月4日】2月2日は雪が降った翌日で、寒い曇天だった。都内では梅のスポット一つ、東京・湯島天満宮(通称・湯島天神、無料)を訪ねてみた。学問の神様・菅原道真を祀る神社で、厳かな社殿は1995(平成7)年に再建され、真新しく輝いていた。

2月は受験ピークだけに、中学・高校の学生たちが途切れることなく、合格祈願でにぎわっていた。馬の絵を描いた額(板)が幾重にも膨れ上がる。絵馬の祈願所が数ヵ所。どこも「パンパンにびっしり」という形容ができるほどで、学生の祈願者の多さには驚かされた。志望校は大学から小学校まで。中には就職試験先もある。

おみくじ札も同様で、納め所に所狭しと、多段で結ばれていた。

小さな梅林には、泉鏡花の「筆塚」と、約300本の梅の潅木がある。「湯島の白梅」は戦時中の流行歌で、現在でも都内の人気のある梅のスポットだ。「想いのまま」というめずらしい品種もある。

雪が降る季節だが、約2割り潅木はすでに満開だった。近づくと、甘い香りが漂う。赤い絨毯(じゅうたん)の長椅子に座れば、寒さに配慮した、石油ストーブが用意されている。名物の甘酒(300円)を飲む。格別の風流が楽しめた。

第53回「梅まつり」は2月8日―3月8日まで開催される。この期間は、夜のライトアップ「夜観梅」が日没より午後八時まで行われる。期間中のイベントは土日祝日を中心として、梅園内では「薩摩琵琶」「梅まつり野点」、参集殿では「生花展」「奉納謡曲大会」、北廊下では「都立工芸高校・工芸祭出展作品の展示」「和紙人形特別展示」、境内では「東大まんがくらぶ・似顔絵」のほかに青森・石川・福島の物産展が行われる。他には「まといパレード」が予定されている。

境内を一周してきて気づいたのは、祈願する中・高校生たちは親との同行が少なく、学友どうしの制服姿できている点だ。親の前では、ふだん神仏に関係ない顔の若者も、いざ受験となると、ベストを尽くした後は絵馬の神頼みとなるのだろう。【了】

■関連情報
問合せ先: 湯島天神
03-3836-0753

最寄り駅:東京メトロ・湯島駅、本郷三丁目、上野広小路駅、JR御徒町駅

記者HP:穂高健一ワールド

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