PJ: 穂高 健一
ここまできたのか、男性化粧品の低年齢化
2009年11月23日 05:12 JST
男子は化粧品売場の試供品のファンデーションをいろいろ塗っていた。男子のメーク願望は低年齢化が進む(撮影:穂高健一、11月22日、都内) 
【PJニュース 2009年11月23日】都内の大手スーパーの化粧品コーナーで、奇異な光景に遭遇した。小学校低学年の男子が、化粧品売り場で両ひざをつき、ファンデーションを塗っているのだ。じっと鏡を見て、頬(ほお)や目もとを塗る。試供品だから使うのは自由。くり返し、あちらこちら試色している。
売り場の40代の女性店員に話を聞いてみた。最近は男性化粧品の販売が好調で、拡大の一途だという。女性も顔負けの品揃えらしい。大半が20代の男性。中高年の男性も、妻子から「臭いわね」と言われ、洗顔料や化粧水、乳液、オーデコロンを買い求めているようです、と教えてくれた。
男子はなおも試供品の前から離れず、多種のファンデーションを塗っていた。そこから、男子のメーク願望が読み取れた。「小学生の女子なら試供品を塗っています。男子は初めて見ました」と同店員は語る。別の20代女性店員は「かわいいわね」という。
十数分間ほど経つと男子は立ち上がり、食品レジを通り抜けてきたばかりの母親のもとへ駆け寄った。
さらに驚いたのは母親の態度だ。化粧をしたわが子の顔を一瞥(いちべつ)しただけで、一言もいわなかった。これは何を物語るのだろうか。
わが子の化粧は見慣れているのかもしれない。その子は常に自宅で、三面鏡に向かって母親の化粧水、パックやクリームを塗っているのだろうか。最近は一人っ子が多い。母親が女子代わりに、男子に化粧をさせているのか。それが男子のメーク願望につながっているのか。
この光景から類推するに、男性化粧品のターゲットが低年齢化の方向に進んでいるのは間違いなさそうだ。【了】
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