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PJ: 穂高 健一

スーパーの社会科見学や体験学習を一時中止、新型インフルエンザの流行で
2009年09月14日 09:37 JST


小学3年生の社会科見学。新型インフルエンザ対策で、生徒には全員マスクを着用し、店舗の責任者の生命を聞く。(撮影:穂高健一、9月11日、東京) 

【PJニュース 2009年9月14日】9月から11月にかけて、小学生の社会科見学、中学生の体験学習のシーズンだ。数多くの学校は、生徒たちの見聞を広げるために、実施している。小学校の見学は2時間ていど。中学生の体験学習は4、5日間が多い。生徒たちは現場・現地で製造過程などを見たり、体験したり、そこで学んだことを教室で発表している。中学生は冊子などにまとめたりしている。新型インフルエンザが全国的な広がりを見せている。秋口から、大阪や首都圏でも増加傾向にある。

東京都内の大手スーパー(本社・東京)が、新型インフルエンザ対策として、新規申し込みの小学生の社会科見学、中学生の体験学習は当分の間、お断りする、という方針を出した。首都圏は巨大な消費地である。小中学生はスーパーマーケットを身近に感じているだけに、人気企業の一つ。課外活動として、積極的にスーパーに申し込んでいる小中学校は多い。教育上の影響は出てくるだろう。

同社関係者によると、すでに受付された小中学校については実施する。受け入れる場合も、細かい規定を設けている。「該当する学校で学級閉鎖がある場合(見学の当日において)には受け入れを中止させていただきます。その旨、学校には申し入れをしています」という。「体調不良、発熱などがある生徒は参加させない。小学生の社会科見学の当日、全員の体温測定の実施もお願いしました」と話す。

9月11日、小学生60人が教師に引率されて見学に来ていた。生徒にはマスクを着用し、入店時に手にアルコール消毒を行っていた。小学生の説明を終えた店管理職から、今回の処置について話を聞くことができた。来店される消費者(お客)への配慮だという。

「多少、過剰反応かもしれません。メディアで、連日こうも報道されていると、お客さん自体が神経質になっています。従業員がふつうの夏風邪で咳(せき)をしていても、帰らせろ、と批判されますから。社会科見学や体験学習は過去には一度も断ったことはありません。それが自慢でした」と話す。同社では、『スーパーマーケット探検隊』(日本スーパーマーケット協会発行、19ページ)も、積極的に記事編集に参加し、店舗の見学者には漏れなく一冊ずつ配布を行ってきた。

同店同日は、中学生の男女6人が5日間の実習をおこなっていた。今回の決定が出るまえに、受け入れを決めていた生徒だという。今後の申し込みは、当座、お断りするという。

最近の中学校は、生徒の自主性を重んじ、生徒が自ら体験学習先を選択し、希望する職場を出向いて(あるいは電話)交渉するケースが増えてきた。承諾が得られると、教師が最終的な企業との取り決めを行う。

今後はスーパーマーケットのみならば、多くの企業で、インフルエンザを理由に、生徒たちへの門前払いが起きる可能性がある。教育の面で、少なからず影響がでるだろう。【了】

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記者HP:穂高健一ワールド
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