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PJ: 穂高 健一

夢でもあなたを想う、サギソウが美しく華麗に咲く=東京・立川(上)
2009年08月15日 06:06 JST


サギ草は3センチ程度の小さな華麗な花。純白の白サギが飛んでいる姿に似る。花ことばは「夢でもあなたを想う」(撮影:滝アヤ、8月11日、東京・立川市) 

【PJニュース 2009年8月15日】東京・立川市の国営昭和記念公園では、サギ草(ラン科)が見ごろだ。3センチ程度の小さな花だが、華麗で、白サギが飛んでいる姿に似る。花ことばは「夢でもあなたを想う」。神秘な魅力ある花で、その花ことばには偽りがない。

同園では3種類のサギ草が栽培されている。青葉(7月下旬)、銀河(8月上旬)、輝き(いまが見ごろ)である。3種とも花弁はほとんど同じで、葉の文様が違う程度。いずれも美しい純白の花だ。

台風一過の11日、同園を訪ねてみた。「サギソウまつり」の特設花壇が8月31日まで設けられている。そこで目立つのは、一眼レフの高価なカメラを持った、プロとアマのカメラマンたち。個人もいれば、グループも多い。

サギ草はフリル状の花弁で、繊細な花だ。誰もが接写で撮影している。吹く風で花弁がゆれると、カメラの焦点が定まりにくいのだろう、一人ひとりが長い時間、被写体と向き合っている。

「サギソウボランティア」が年間を通して、同園で栽培管理を行っている。開花の時期には、西立川口の正門内に仮設テントを張り、約70人が交代で詰めている。サギ草の魅力、特徴、開花している場所など、くわしく説明してもらえる。

ボランティアの一人から話が聞けた。サギ草は花が咲いてから、約一週間で終わる。猛暑だと、花もちは3、4日。園内では3カ所で展開し、約6万球と株数が多いので、8月いっぱいは観賞できるという。

サギ草は1997(平成9)年に、当時の環境庁から絶滅危惧(きぐ)種の一つに指定されている。同ボランティアの一人に話を聞くと、「50年程前、尾瀬ヶ原で、自生したサギ草を見たことがあります。最近、歩いて見ましたが、まったく見当たりませんでした」と語る。

自生のサギソウは、国内ではごく限られた場所のようだ。自然のサギ草がなぜ絶滅寸前にあるのか。あまりの美しさから盗掘が絶えない。自生するサギ草を保護していても、盗む人は後を絶たないという。それだけに、その場所は公表されていない。【つづく】

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記者HP:穂高健一ワールド

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