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PJ: 穂高 健一

モータースポーツはスピードよりも、チームワークで=栃木県
2009年08月04日 08:20 JST


『もてぎK-TAI』の七時間耐久レース。女子チームkレーサーもピットクルーも真剣だ。(撮影:滝アヤ、8月2日、栃木県・茂木町) 

【PJニュース 2009年8月4日】夏休みに入った。家族が連れ立って野山や海に出掛ける。モータースポーツも例外ではないようだ。レース会場には、レーサーの妻子や友人らの応援者たちの姿が多い。子どもたちが喜々として走り回っている。応援者も、結束されたチームの一員になり、レースの展開に熱が入っている。

栃木県・茂木町の「ツインリンクもてぎ」では8月1日、2日に、スポーツカーの耐久レースが行われた。大会名の愛称は「もてぎK-TAI」。8月1日はミッション付クラスの5時間耐久(出場台数は74台)、2日は4ストローク・スポーツカーの7時間耐久(116台)で競われた。大会は1チーム最大10人のレーサー(最低3人)と、ピットクルーは最大11人である。

PJは2日に、同会場に出向いてみた。大会主催者は「単に勝敗を競うのではなく、イベントとして、みんなでKARTを楽しもう」という。応援者がことのほか多かった。
大会関係者によると、プロレーサーから9歳(カートライセンスを持つ)までと幅広く、最年長は69歳である。

東京・大田区の「東京モータースポーツカレッジ」は、高等部の生徒がレースに参加していた。引率の佐野晴康先生から、話を聞くことかできた。「一人が速くても駄目。チーム仲間とのバランスが必要です。ピットに入るためのタイミング、ガソリン量の計算ができる。そうしたチームワークです」と話す。

佐野先生は教育の見地から、「勝つためにはレースのまえに、何が必要か、みんなで考える。それが大切だと教えています」と語る。生徒たちの日ごろの自己研鑽(けんさん)がレース結果になるようだ。

同校の特徴を聞いてみた。「高等部の生徒の多くは、レースをやりたいな、というイメージで入学してきます。卒業時にはレーサーを目指す生徒、整備とかメカニックに進む生徒と、具体的な進路が見えています」と話す。

7時間耐久のレースがスタートしてから、約一時間後には小雨が降りはじめた。
チーム名「女子カート部」(東京)は20代の女性チームだ。ピットに入ってきたばかりの女性から、話が聞けた。「5周回ってきました。目のまえに、スピンする事故がありました。両側にはカーとが止まっていました。注意しなければ、と気を引き締めました」と話す。

雨が降ると、タイヤが濡(ぬ)れる、タイムが落ちる。クラッシュやコースアウトが続出する。「路面が濡れて、ベスト・コンディションじゃない。それはそれで楽しいのがレースですよ」と教えてくれたのが、車椅子のメンバー「清水・INC」の佐藤和洋さんだ。佐野さんはモータースポーツバリアフリー協会・理事でもある。

障害者も健常者もレースの上で、まったく差異はないという。「スピードよりも、燃費をいかにキープできるか。それが勝敗の分かれ目です。一定の速度を保ちながら、給油を減らしていく。そうすれば、勝てる(上位入賞)」と話す。

取材した、どのチームも同様に「チームワークが大切です」と強調していた。応援者たちも、その一員だった。【了】

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記者HP:穂高健一ワールド

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