PJ: 渡辺 直子
郵便不正事件、「石井議員とゴルフした古賀議員。その日の国会議事録に古賀議員の名前がある」=検事が尋問で
2010年03月07日 06:33 JST
障害者団体向け割引郵便制度をめぐり偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の第11回公判が4日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。この日の公判は、弁護人側による証人請求で、石井一参院議員(75)が証人として出廷した。(撮影:渡辺直子、2010年3月3日) 
【PJニュース 2010年3月7日】障害者団体向け割引郵便制度をめぐり偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の第11回公判が4日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。この日の公判は、弁護人側による証人請求で、石井一参院議員(75)が証人として出廷した。
弁護人の尋問に続き、検事の尋問が始まった。冒頭の尋問は、前田検事が担当し、次に白井検事が続いた。
石井議員の手帳から
日程の記載場所について
白井検事は、先の弁護人の尋問で、手帳見開きの左側の記載が神戸の日程、右側の記載が東京の日程だということを石井議員から確認した件について、さらに詳しく聞いた。
白井検事は、2004年2月24日の記載を示し、本来、神戸の日程を書く左側に東京三菱銀行、国土交通省と記載されている点を指摘。「これは、東京の予定ではないのか」と問うた。石井議員は、「東京の予定でしょう」と答えた。
さらに、検事が「右も左も東京の予定ということですか」と問うと、石井議員は、「そうです」と返答した。
白井検事は、「先ほど、見開きの右が東京、左が神戸と言ったが、この日はなぜ、左に東京の日程を書いたのか」と追及した。石井議員は「スペースがないから」と答えた。
手帳の証拠採用について
白井検事は、弁護人が、先の尋問で石井議員の手帳を証拠として採用されることは差し支えがあると言及した点を指摘。その点についての石井議員の考え方を聞いた。
石井議員は、「差し支えはないが、無関係なことがたくさん書いてある。(手帳は)人に見せるために書いたものではなく、わたしの人生の歩みを書いているものですので、公に見せるものではないと思う。もし、裁判官が見たいと言ったら、それは必要性があるからでしょう」と述べた。
倉沢被告と会った回数の証言の根拠
白井検事は、手帳の文字について「先生と秘書の字が混在しているようだが」と述べた上、「倉沢さんと会った回数の証言は、何に基づいての証言ですか」と問いただした。
石井議員は、「記録に残っているから」と答えた。
白井検事は、「実際に、どういう風に記載されているのか」と問うと、石井議員は、「何月、何日、倉沢邦夫と書いてある」と述べた。
さらに検事は、「倉沢は、突然やってくるのか、アポイントをとってやってくるのか」と聞いた。石井議員は「わたしがいることを確認して来たと思う」と話した。
2006年11月当時の記憶、間違っていないか
「2006年11月の手帳には、倉沢さんと会ったと書いてあるが、『凛の会』の話をしたということは書かれていないのか」と聞くと、石井議員は「書かれていません」と返答した。
「倉沢さんが、『凛の会』の関係者を連れてきたか。守田さんという名前、「白山会」、「ブリッジトゥーザネクスト」と言わなかったか」と問うた。石井議員は、「言わなかった。新聞が『凛』というのは、覚えていない」と答えた。
さらに検事は、「2006年11月に、『凛』の名前が変わっていたようだが、時期を間違っていないか」と追及。石井議員は、「わたしが、そんなこと言う立場ではない。本人に聞いてください」とけん制した。
「サンデー毎日」の記事について
白井検事は、これまでに石井議員が「サンデー毎日」の取材に応じ、本件関連記事が掲載されている点を指摘。記事の中に、「倉沢さんから、『凛』の話を聞いたことがあると書かれていないのはなぜか」と問うた。石井議員は、「それは、向こう(記者)が聞かなかったからだ。記事は、雑誌、週刊誌の記者が適当に書いたことだと思う」と話した。
2006年11月に倉沢と会った事実、一番先に話したのは誰か
白井検事は、「石井先生は、『2006年11月に倉沢さんと会ったときに、倉沢が、凛という新聞を見せて、これは選挙に活用してはどうか、と提案した。これは選挙公報に使うと、障害者郵便なので安く送れる。8円だかなんだか、そんな話だった』という話をした。このことを誰に一番先に話したか」と問うた。
石井議員は、「多分、前田検事が始めてだったでしょう。前田検事が質問されたから、わたしが言ったのだと思う」と答えた。
「ところで、倉沢さんは、『先生に口添えをお願いした』と証言したが、両者の証言が違うのはなぜか」と検事が問うと、「わたしは、彼に恨まれるようなことはしたことはない。『こういうことなら、これを認める』と言ったのではないですか」と投げかけた。
裁判に出廷した理由
さらに、検事は「倉沢さんの証言は、先生として、非常に心外と思っているのか」、「自分の言い分を、きちっと言いたいと思ったのか」と問うた。
石井議員は「党に申し開きもできません。マスコミが「何故、逮捕しないのか」など、好き放題言って、書く・・・。」、「裁判に出廷するのを躊躇した。ニュースに出るわ。この年になって、(この立場で)裁判所に入るのは、始めてです。なぜ、こういう事件が起こるのか。わたしは、政治家として、裁判の行方を注視して見ていきたいと思います」と話した。
そのうえで、「わたしが、これだけつらい思いをしているのに、あの村木という女性局長が被告人の席に座らせるのは、つらいだろうと思った。この際、村木さんのために、証人として出廷しようと思った」、「村木さんが被告人の席に座っているということは、わたしがこの際、出ていくべきではないかと思った。弁護人から強い要請もありましたが・・・」と出廷を決意した理由を語った。
2004年2月25日、古賀衆議院議員をゴルフに誘った経緯
白井検事は、さらに、2004年2月25日に、石井議員が千葉のゴルフ場にゴルフに行ったときのことについて尋問した。
Qゴルフは、誰が誘ったのですか
石井議員「わたしが、誘った」
Q古賀先生は、どうしていっしょに行ったのか
石井議員「人間を埋めるために、先生にお伴しますというのが、古賀先生だった。イニシアチブをとったのは、わたしですから」
Q古賀先生は、2月25日に、委員会に出席されている。2月25日の国会議事録に名前が記載されているが・・・
石井議員「それは、わたしも調べてみます。しかし、わたし、そんなウソなことは言ったりしませんよ」【了】
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