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PJ: 長戸 稔

今や!みじめな「アル中」ではない! 「断酒継続」21年目(その9)=三重・伊勢市
2009年12月02日 07:00 JST


「三重断酒新生会」からの提供。 

【PJニュース 2009年12月2日】21年前はこんな状態だったのに、「断酒継続」出来ている、何故なの?=みじめな「アル中」(その8)からのつづき。

【私のこと:酒を飲んでも、暴れて、始末に負えないと言う事はなかった。一杯飲み屋では一気に2杯ひっかけて外に出る。居酒屋では隅の方で、陰にこもって静かに飲む。陽気な酒でなかった。三重県の高茶屋病院(精神科)に1982年(昭和52年)に入院する。三重県の高茶屋病院内・断酒会の会員、期間中・入退院を9回繰り返す。院長先生からも、開院以来、最悪の「アル中」患者と言われていた。とうとう、強制退院の末、私立の「松阪厚生病院」転院させられた。】

その病院を月に1回訪問している保健婦、今の家内と縁が出来て、「捨てる神があれば、拾う神あり」で、同情された末に1987(昭和62)年6月に三重県で結婚した。だが、三重県に居られなくなり、広島県に逃走。1988年(平成元年)5月13日に広島県の広島「ふたば会」入会するまで、一年間半の飲酒が続いた。今回は、三重断酒新生会の「断酒会」会員として、教わった事を書くことにします。

「断酒継続の実績」一年半を広島「ふたば会」発行の証明書を財産として、「断酒継続」が出来た事を誇りに、知り合いのなかった広島「ふたば会」を後に、多くの「断酒仲間」見送られて、故郷の古巣・三重県に家内と共に戻ってきた。

「断酒会」は
1)他人を助ける事で、自分が助かる、と言う原則がある。
「断酒会」に入会してしばらくすると、「断酒仲間」の先輩が「酒害活動」に連れってくれるようになった。断酒が出来てきて「酒害活動」に参加する事で、この人の断酒がより出来ると判断すると、断酒先輩は積極的に誘ってくれた。他人の飲んでいる姿を見て、飲むとあの様になるんだと反省して飲めなくなる場合が多い。

その「アル中」を「断酒会」に入会させると、ほとんどの人は飲まなくなる。なぜなら、自分が入会させた責任とその人が断酒先輩になるから、自然と飲めなくなるし、飲まなくなる。

「酒害活動」をすると言う事は「他人(ひと)を助ける事で、自分が助かる」と言う事になる。積極的に断酒して、「酒害活動」に参加して、「アル中」に苦しむ人を助けてあげて下さい。

2)「体験を語る」
良い意味での、「ミエ」を張るこのことが、非常に大事なのです。あなたの体験発表を聞いている多くの仲間が「アル中」経験者ばかりなので、体験発表を共通認識として受け入れてくれるのです。違和感があっても違和感じゃないんです。この認識の一体感ために、「断酒会」があると言っても良いのではないでしょうか? 「一日断酒」。このように語ることで断酒が出来てくるのです。

3)失敗は成功の母
過去、何回となく飲酒の失敗、恥のかきぱなし、ウソがばれる事、虚栄、見栄
…失敗を書けば切りがありません。多くの失敗の上に成功があるのです。その失敗を語れるようになればシメたものです。「断酒会の一体感」はありがたい。兄弟姉妹です。みんながみんなの味方なんです。

私の場合、今夜の「断酒例会」で「一日断酒」とみんなの前で言っておきながら、次の日、飲酒で失敗して、「断酒例会」でその事実を体験発表するものだから、そんな事を繰り返しているうちに、すっかり、みんなに、信用されなくなりました。「断酒例会」で事実をありのままに語る事で、「断酒」が出来ていくのです。そんなものなんです。

4)出会いのチャンス
夕方6時から始まる断酒会はミニ社会、「三重断酒新生会」は約150名が集まる。3カ月、6カ月、1年の人が多い。夫婦で参加する人が多い。参加者は必ず、1週間の出来事、過去の体験発表、この1週間断酒が出来た事を自慢する人、逆に失敗して、飲んでしまった人、自分の番が回ってきてもパスしても良い。一体感が生まれるから、安心して、なんでもしゃべれる。

私は広島で経験しましたが「出会いのチャンス」が必ずうまれる。こうなれば断酒のチャンスが広がる。家族間の付き合いが生まれると言う事は、今まで誰にも相談出来なかった事(特に奥様の場合)が相談出来るようなる。

「断酒例会」は一人では断酒が出来なかった事を、「断酒仲間」が出来る事で断酒が出来るようになるのです。

5)自分を追い込んでいく
「断酒会」では3カ月目、6カ月目、1年目から2年目が、一番、飲酒に走りやすいとされている。本人は必死で「断酒継続」を無理しながらも出来ている。「飲みたい気持」に走るのを、「断酒会」、「断酒仲間」、家族や周囲の目が、飲酒に走らずに支えてくれているのです。自分のための「断酒」と「断酒例会」では、皆様の前では奇麗事を言っているが、それが本音でない(私の場合)。皆様の前で、ここで同じ痛みを持つ者同士が、そのように言う事で「断酒継続」が出来ているのは事実です。

6)どん底まで落ちていかないと、断酒が出来ないかも知れない
私の場合は、とことん落ちてめり込んで、どうしようもなくなって断酒会につながりました。動けるうちは余程の事が起きない限り「断酒会」につながりません。自分で酒をコントロールできると思っているうちは断酒が出来ない。「断酒会」につながって、仲間の体験発表を聞いているうちに、やっぱり、そうであったかと気づくのです。気づきの多い人ほど断酒が出来る可能性が高い。

7)自分が、妥協できない環境をつくろう!
自分が何かあると、その事を理由にして、飲んでしまう。自己納得してしまう。意志が弱いから酒を飲んでしまうのではない。酒をコントロール出来ると思っているのです。コントロールは出来ません。「断酒会仲間」がいれば、飲酒欲望から逃れる事が出来ます。自分一人でない環境をつくるには、「断酒会」以外にありません。安易に妥協できない環境をつくることです。早く「断酒会」の門を叩いてください。(連絡先を書いておきます。お気軽にお電話下さい。〒516-0072 三重県伊勢市宮後2丁目7-25 携帯番号:090-3589-2757です。)【つづく】

■関連情報
21年前はこんな状態だったのに、「断酒継続」出来ている、何故なの?=みじめな「アル中」(その8)
今、ここにいる自分が「断酒して21年目」を迎えているんだが?=みじめな「アル中」(その7)
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みじめな「アル中」-体験者断酒実戦論(その3)=回復過程の心理状態)=三重・伊勢
みじめな「アル中」―死との戦いが執念の「断酒継続」20年達成のもとになる(その2)=三重・伊勢
みじめな「アル中」―死との戦いが執念の「断酒継続」20年達成のもとになる。(その1)=三重伊勢
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三重断酒会への手引き

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