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PJ: 長戸 稔

ストップDV!「殴るだけが暴力じゃない」=三重・伊勢市
2009年11月22日 05:30 JST


ストップDV!「殴るだけが暴力じゃない」で講演するフェミストカウンセラーの川喜田好恵さん (撮影:長戸稔、11月21日) 

【PJニュース 2009年11月22日】身近な生活の中でこれも暴力なんだと気づいたら、地域や社会が変わるをテーマに、伊勢市御園町のハートプラザみその多目的ホールで21日、「ストップDV! 殴るだけが暴力じゃない」と題した講演会が、日本DV防止・情報センター運営委員でフェミストカウンセラーの川喜田好恵さんを講師に迎えて行われた。

参加者の顔ぶれも、現実に夫の暴力に直面している人、NPO関係者、地区の民生委員の人、単独で勉強している人などが真剣に聞き入っていた。ちなみに、11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動期間」だ。

講演の後、三重県からのDVに関する報告や、「今、地域や学校で起こっていること」と題してパネルディスカッションが行われた(主催:三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」、共催:伊勢市、参加者70人)。

川喜田さんは以下のように講演した。

「DVが起こらない、起こさせないが大切なのだが、実際に起きているのかが分からない場合が多い。なぜなら、ドメスティックという意味は家庭という概念で捉(とら)えられていて、表に出てくるのは一部に過ぎない。

実際に表に出てきているのは、3日に1人、1年で120人位。女性が主で、暴力も心を砕く暴力が多く、特徴は繰り返し起こること。日本の家庭は、2、30年位前は男は外、女は中で、情緒的な面はすべてが女の責任だった。例えば、子供のしつけが悪いとその責任は女のせいにされていた。

男女の性の役割が決められていて“おれを怒らすのはお前が悪いからだ”と、毎晩、帰ってきては小さなことを根に持って 、妻を憂さ晴らしに使う。

男の横暴が目立つ例に、給料を渡すときに投げつけて渡し、妻は廊下に額を付けてもらう。人権侵害、支配下に妻を置く事は日常的だ」

暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではない。特に女性に対するドメスティック・バイオレンス(DV)、性犯罪、 売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント (セクハラ)、ストーカー行為等は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき課題となっている。【了】

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PJ 記者