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PJ: 伊藤 昭一

事業再生士の認定制度設立へ
2005年04月21日 14:25 JST

事業再生のコンサルタント団体日本ターンアラウンド・マネージメント協会は、経営不振になった企業の事業再生マネージャーの民間資格検定事業を開始する。協会はすでに「日本認定事業再生士」を認定するための「日本認定事業再生士協会」の設立準備委員会を設置、今年6月に設立する。

 日本でも最近は、産業再生機構の企業再生支援活動などで、事業再生のスペシャリストが話題になっているが、米国ではターンアラアウンド・マネージャー資格認定制度が確立されている。

 それ比べ、日本ではM&A、事業再生投資、再生融資金融などの環境整備が遅れ気味で、名実ともにその名にふさわしい、事業再生プレーヤーの絶対数の不足が問題になっている。中には、マネジメントの能力をもたない事業整理だけのビジネスにも、ターンアラウンド・マネージャーを自称することがみられ、事業再生スペシャリストのイメージを混乱させているのが現状である。

 米国の事業再生プレーヤーの資格認定組織にACTP(Association Of Certified Turnaround Professional)という団体があり、高い権威性を持っている。ここでの検定試験の範囲(Body OF Knowledge)は、経営(再生プロセス、財務分析、再生出口戦略、リストラ、企業再編など)、法律(法的強制執行、破産、再生、任意整理、管財人、再生税務など)、会計・財務(資金調達方法、予算管理、業務評価、税務概論など)の三つを柱としている。

 日本ではこのACTPに準じる形で、日本認定事業再生士協会(ACTP In Japan)を設立。来年早々に受験研修を開始する予定である。まず、事業再生士補という独自の資格認定をし、そこで基礎教育コースに60時間の研修の後、事業再生士2級検定試験を行う。合格者をACTP準会員とする。その中から、事業再生士実務経験3年、事業再生案件5件、正会員3名の推薦を条件に、事業再生士1級検定の受験資格が得られる。こうして「認定事業再生士」資格を得た後、ACTP正会員になる、というプログラムを予定している。【了】



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PJ 記者