PJ: 伊藤 昭一
「第18回東京国際ブックフェア」が東京ビックサイトで開催中、10日まで
2011年07月09日 08:22 JST
「第18回東京国際ブックフェア」は、名誉総裁の秋篠宮殿下・妃殿下、関係団体代表や各国大使などのテープカットで開幕。東京ビッグサイトにて(撮影:伊藤昭一、7月7日) 
【PJニュース 2011年7月9日】世界30カ国、約1200社が参加の出版・書籍流通の祭典「第18回東京国際ブックフェア」が7日から10日まで、東京ビックサイトで開催されている。従来の紙の本と、同時開催でデジタル技術の進歩で普及が期待される電子書籍の「第15回国際電子出版EXPO(e‐Books)」があり、一般読書ファンの関心も高い。
7日の開会式には、東京国際ブックフェア名誉総裁の秋篠宮殿下、妃殿下を迎え、今フェアの文化交流国スペインなど外国からの参加団体や主催団体関連の代表者たちでのテープカットが行われた。
会議棟での講演では、警察小説「新宿鮫シリーズ」で人気の作家・大沢在昌氏が『 デジタルと紙が併走する時代〜作家が考えること、できること〜 』をテーマに自らの小説をインターネットで無料公開した経験を語る。紙の本と電子書籍との連携を巧くすることで、出版社・書店・作家の利益になる構想に実現に力を入れるべきと、約2000人の聴衆に熱く語った。
そのなかで、電子図書が普及しても紙に印刷した本の読者は必ずいる。出版社は書店の意向を気にして、デジタル化を本気で行ってこなかった。本来は出版社が儲けを出して書店を支えるべきではないか。電子書籍のシステムアップでコストを下げて販売すれば、新刊間もない本を中古で売るブックオフも対抗できない。電子化による紙の本の読者減少よりも、ブックオフへの流出がなくなる方が、作家・版元・書店に有利な道になる――など、人気作家の書籍流通への具体的提言に、メモをとる業界関係者の姿が多く見られた。【了】
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