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PJ: 伊藤 昭一

ちびっ子「纏(まとい)ぶり」に人気。池上本門寺のお会式=東京
2009年10月16日 05:56 JST


池上本門寺のお会式で、ちびっ子の「纏(まとい)ぶり」が、見物人の人気を集めていた。大田区・池上通りにて(撮影:伊藤昭一、10月12日) 

【PJニュース 2009年10月16日】池上本門寺(東京・大田区)のお会式は、毎年10月11日〜13日の3日間、行われている。10月12日は日蓮上人の命日の前夜祭として一番にぎわう。寺の周辺は、午後あたりから通行制限がある。それを知らない配達トラックと、交通整理の警官が、やや険悪な雰囲気で交渉する光景がよく見られるが、通行する住民は慣れっこになって、振り向きもしない。

特に12日は天気が良く、体育の日の休日であるため、人出が早くからはじまったようだ。宵の口は、ちびっ子の「纏(まとい)ぶり」に、多くの見物人が立ち止まって見とれ、人気を集めていた。

お会式での人出数の公式な発表は、毎年だいたい30万人ぐらいとされている。しかし、地元商店街の人たちは、「最近は、それほどの数にはなっていないようだ」(喫茶店員)という声がある。その一方で、線路を隔てた反対側の通りでは、「いや、いや。今年は多い。うちの店の先で、例年よりにぎやかだった」(DPE店主)と、見方が異なる。

その中で、並びのビルの町工場の社長の「交通整理で通り道にするところや通行止めで、人の流れが変わるから、全体のことはわからない。見物客は、蒲田方面からは電車で、五反田方面からバスと電車。第二京浜国道を行列してくる信者など、多方面からやってきて、ばらばらに帰るから、正確にはわからない筈だ。ただ昔のような人出数はないことは確か。寂しい気がするけど」という感想に説得力がある。

お会式の行事は、中世から盛大に行われていて、「江戸期になって、万灯行列や火消し組の纏(まとい)ぶりが参加し、江戸最大の祭りとしてにぎわってきた」と、郷土史書(新倉善之「大田区の歴史」名著出版)にある。宗教行事から周辺地域のお祭りに発展してきたようだ。ちびっ子の纏ぶりの人気は、伝統文化の継承への安心感を与えるところにあるのかも知れない。【了】

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