PJ: 伊藤 昭一
萩本欽一さん、雨の球場での“ながーい1時間”=東京
2009年04月26日 11:47 JST
バックネット裏から欽ちゃんと会話を楽しむ球場の観客たち(25日、東京・大田区、撮影:伊藤昭一) 
“欽ちゃん球団”こと、萩本欽一さんが監督を務める「茨城ゴールデンゴールズ」が25日、東京・大田区東海の大田スタジアムにやってきた。東京オリンピックの招致と野球の五輪正式種目への復活をアピールする東京都と大田区の共同推進事業のイベントで、ゴールデンゴールズによる少年野球教室や、大田区選抜チームwith日本プロ野球OBクラブとの親善野球などが予定されていた。
ところが、この日は朝から気温10℃前後で冷たい雨が降り続き、午後には激しくなる悪天候ぶり。イベントやゲームのできる状態ではない。それでも、やってきた家族連れなどが、当初の30人位から60人ほどになった。集まった観客は欽ちゃんのパフォーマンスを期待して、何かが始まるのを待つ雰囲気。
そこに欽ちゃんが球場に現れた。「よく皆さんやってこられましたね。雨が降るとね、野球はできないのよ。だけど、こんな少ない観客なんて、驚いたね」と、トークをはじめた。するとバックネット裏に、観客が傘をさして集まった。
「なに、なに、いま居るのは大田区の人が47人で、茨城の人が2人だって言うの? 確かに数えられる人数だね」と、観客と欽ちゃんとの世間話のような会話。「あのね。そこで寒くなったら、さりげなく帰ってもいいのよ」と、水を向けるが、欽ちゃんとゆっくり会話ができるのを喜んで、誰も帰らない。すると、「今日は、テレビ番組の『朝ズバッ』が取材しているのね。みんな散らばって見ていないで寄り集まってよ。少しでもにぎやかに見せたいわけよ――」と気配り。
そのうち、松原忠義大田区長が、今日の始球式のために練習をしてきたというので、欽ちゃん球団チームから、キャッチャーだけが出てきて雨中の始球式をする。日本プロ野球OBクラブからは、高橋雅裕(元ロッテ)内野手、上田浩明(元西部)・内野手、市川和正(元横浜)捕手、斉藤明夫(元横浜)投手が登場して、バッティングやピッチングで野球魂を見せた。
欽ちゃんも「それじゃ、次のバッターはオレだ」と、足もとが泥んこのバッターボックスに立って、ヒッティング。ファーストまで“欽ちゃん走り”を披露して、約1時間のパフォーマンスをサービス。
欽ちゃんが「茨城ゴールデンゴールズ」を結成して5年。だが、これまで各地のゲームで、雨のため中止になったのは、過去1回だけで今回が2回目だそうだ。すべてを中止にしないところが欽ちゃんらしいところ。観客たちは帰りのバスで、「中止のわりには面白かった」「でも、なんだか不完全燃焼だね」「人が少なくてサインがもらえたからよかった」「今日の欽ちゃんはお疲れさまだね」と最少観客数のわりには、意見はいろいろであった。【了】
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