PJ: 星野 隆夫
ネットゲームのトラブル急増? に対するネトゲ記者の見解
2009年12月19日 10:22 JST
2006年12月、UOアメリカ東海岸Atlanticサーバーで秘密会談を盗み聞き、「or red gank us」?「lol」大笑いだぜ(画面キャプチャー:星野隆夫) 
【PJニュース 2009年12月19日】12月18日の「無料」のはずが高額請求、子どもをだますネットゲームのトラブル急増という記事に対して、PJ記事でオンラインゲームとか仮想空間について書いている記者の見解を少し書かせて頂きたい。
ネット上の無料オンラインゲームを利用した小学生がトラブルに巻き込まれているというのであるが、記者は未成年の時にインターネットをやった事がなかった。もちろん小学・中学時代にオンラインゲームをやっていないし、テレビゲーム、ビデオゲームもやっていない。外で遊ぶか、トランプ・花札、野球盤、人生ゲームとか、けっこう読書が好きだった。テレビは好きで、変わったところではNHKの教育番組が好きだったりした。高校生くらいの時にBASICでゲームを作ったりした。まだパソコンは持ってなくて、ポケコンを使っていた。初めての電卓、腕時計に感激したのも、高校入学時だった。数学の問題を解いたり、クイズとか将棋とかも好きだった。未成年の時は、ずっと学生で、勉強も忙しかった。
最近は環境が大きく変わって、学校教育というのも全く違ってしまった部分があるのかもしれない。宿題をググって、コピペして印刷して提出とか、そういうトレンドなのかもしれないが、記者には子供もなく、そういう事をあまり考えた事がない。逃げ腰と言われるかもしれないが、未成年がネットを使う事については、その人の選択だと思う。私が未成年で2009年を迎えたら、ネットはなるべく使わないと思う。
トヨタ周辺で主に肉体労働をする若い人に話を聞いてみると、「ネットをやった事がない」とか「私にはネットは必要ない」という意外な回答をもらう事が少なくない。まあ、私自身ケータイをネットにつながず、ケータイメールを使わないので、そういう気持ちもわからなくはない。多少出遅れたって、ネットは30歳からでも間に合うと思う。20世紀にはそうやってきた。企業への就職活動や、業務上の必要によってネット知識が必要な場合もあるので、20歳から始める場合も多いかもしれない。しかし、10代でネットが必要になる理由は、よくわからない。ネットより、英語とか足で稼ぐ情報収集を訓練した方が、後々役に立つような気がする。
だから、ネットゲームを小学生がやるという事については、考えた事がない。そんな事やってる場合なの?というのが、記者個人のスタンスである。
大航海時代にコロンブスがアメリカを目指したけれど、航海で死んでしまった人も居る。ネット上の仮想空間への冒険で生きて帰れない事があっても不思議ではない。ネトゲ廃人といわれる人たちも存在するようだし、記者本人も世間的にみれば「廃人?」みたいな感じかもしれない。
仮想空間と言うと、何もかもがフィクションのように考える人が多いけれど、仮想空間のほとんどはリアルである。全てのアイテムはその電子データがサーバーに存在し、アクセスできるし、キャラクターの背後にはリアルなプレイヤーがいて、空間内の時間の流れと同様に、リアルな時間も過ぎている。空間内で憎い思いは、リアルなプレイヤーの憎しみだし、場合によってはリアルな暴力事件や恋愛関係、金銭取引を生じる。PSやDSでやるFFやドラクエとはかなり違うものであり、ある意味、ゲームではないのである。
参加者にとって、仮想空間内の問題はリアルな問題であって、空間自体が物理的に仮想なだけなのである。法律的に架空なのも、今のうちだけかもしれないし、実際、仮想空間内にはさまざまな自然発生的なルールが存在している。
仮想空間で争いになっても、リアルに殺されたりするリスクは少ない。人に話しかけたからといって、いきなり痛い思いや恥ずかしい思いをする事も少ない。だからと言って、ノーリスクではない。コロンブスは、並々ならぬ決意で航海に出たのだ。死も覚悟しただろう。内海を少し練習航海するのと、外洋に出るのとでは、リスクが違う。それは当然のこと、というしかない。
仮想空間デビューは、リアルで自分の限界が見え始めた30代くらいからでよいと思うし、40歳の壁でつまずく時や、定年後の自己表現に使えると思う。10代20代でネトゲをする意味は、やはりよくわからない。リアルが一番楽しい時で、何もかもがリアルで伸びていく時期なのに。そこには何か別の問題があるのではないだろうか。【了】
■関連する過去の記事
CERNがWWWを創ったように、NASAに創ってほしいもの
PJが当選した「電子マネーの懸賞」とは・・・
郵政選挙?再び参議院で否決されたら・・・
今晩、みずほの銀行で会いましょう
■関連情報
PJニュースは一般市民からパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。
PJ募集中!みなさんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。

